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エンコードの流れの基本原則を覚えよう
動画ファイルを高画質化するために「フィルタリング」と呼ばれるテクニックを使用し、ノイズを低減したりする方法を解説します。
フィルタリングとは、動画ファイルに対して特定の表現効果を与える「フィルタ」を適用する作業のことを言います。主に、ノイズを軽減するために行われます。フィルタリングは、以下の3つのポイントを経ることで実現されます。
- ポイント1: 読み込み
- 映像や音声を動画編集ソフトウェアへ正確に読み込みます。これにより、動画ファイルは一コマずつの静止画状態に展開(デコード)されます。
- ポイント2: フィルタリング
- 使用するフィルタを正しく設定します。静止画に、それぞれ順番にフィルタによる加工が施されます。
- ポイント3: MPEG-2出力
- DVD-Videoの元となるMPEG-2ファイルへの出力を計画通りに行います。これで、DVD-Video用のMPEG-2ファイルへと圧縮(エンコード※再エンコードとも呼ばれる)されます。
上記3つの原則が守られないと画質向上が望めないばかりか、逆に画質が低下することも、最悪の場合は動画が破綻して使用に耐えない動画ファイルになってしまうこともあります。
これらの3つのポイントは基本原則なので、守っていればフィルタリングは失敗しませんし、設定が次第に上手になっていきます。
「ポイント1: 読み込み」の重要性
動画の読み込み操作自体は簡単です。どの動画編集ソフトウェアでも、コーデックやデコーダがシステムにインストールされていれば、「ファイルを開く」のようなコマンドで動画ファイルを指定して読み込むことができます。また、DVDプレーヤーソフトウェアのようにソフトウェア自体がデコーダを持っている場合は、動画編集ソフトウェアにも簡単に読み込むことが出来ます。
しかし、動画編集ソフトウェアで動画ファイルを“開く”ことが出来たとしても、それだけでは「正しく読み込めた」とは言いません。正確な“読み込み”を行うには、それなりに読み込みの設定を正確に行っておかなければなりません。読み込みや読み込みの設定に失敗した場合は、次に行うフィルタリング操作がどんなに上手でも、最後に行うMPEG-2形式への出力設定が上手でも、動きが変になったり色がおかしくなったりしてしまいます。
例え、正確な設定をしていなくとも、ファイルを開く“だけ”なら出来てしまうところが、このポイント1が(重要かつ)難しいとされる理由なのです。
「ポイント2: フィルタリング」の重要性
「フィルタリング」は、動画ファイルを自分好みの画質に自由に調整できるため、PCで再エンコードを行う際の特権ともいえる作業です。画質にこだわらず、単にDVD-Videoを作るだけであれば必ずしも必要という訳ではないのですが、この作業により、設定次第ではDVDレコーダーによるダビングでは得ることの出来ない高画質を得ることが出来ます。
但し、フィルタリングの順番や設定を間違えると画質が極端に落ちてしまい、意に反してDVDレコーダーで作成した簡単ダビングのDVD-Videoにも劣る画質になってしまうことがあります。
「ポイント3: MPEG-2出力」の重要性
MPEG-2形式への出力は、PCで再エンコードするときの見せ場です。フィルタリングした動画ファイルをDVD-Videoにするために、MPEG-2形式で出力するのですが、MPEG-2は設定次第で、画質を上げたり下げたり容量を増減することが出来ます。失敗すると、DVD-Video形式へ変換できないばかりではなく、圧縮ノイズだらけの低画質な動画になってしまいます。
ここまでの作業を無駄にしないためにも、設定をしっかりと理解して正しく出力しましょう。

